vary / differ の違いと使い分け|例文で分かる「異なる」

varydiffer は、どちらも「異なる」と訳されることがある動詞です。

ただし、vary は数値・状態・内容などが条件によって変わる、ばらつくことを表す語です。differ は2つ以上のものを比べて、AとBが違うことを表す語です。

  • vary:条件・場所・時期によって変わる、ばらつく
  • differ:対象同士が違う、意見が合わない

迷ったら、「価格や結果が条件によって変わる」なら vary、「AとBを比べて違う」なら differ を選びます。

vary・differの違いを一覧で比較

単語中心となる意味よく使う場面覚えたい形
vary変わる、ばらつく、多様である価格、結果、条件、方法、程度vary by / vary depending on
differ違う、相違する、意見が違う比較、特徴、意見、方法、仕様differ from / differ in

vary は「同じものの中に変化や幅がある」differ は「2つ以上を比べて差がある」と考えると区別しやすくなります。

vary:条件によって変わる・ばらつく

vary は、価格・大きさ・方法・結果・意見などが一定ではなく、条件や人によって変わることを表します。1つのものが時間や場所によって変動する場合にも、複数のものの間にばらつきがある場合にも使えます。

vary by … は「〜によって変わる」、vary depending on … は「〜次第で変わる」という形です。TOEICやビジネス文では、prices、costs、results、requirements などと一緒に出やすい語です。

  • Prices vary by region.
    価格は地域によって変わります。
  • The results vary depending on the method used.
    結果は使う方法によって変わります。
  • Working hours vary from company to company.
    勤務時間は会社によって異なります。
  • The size of the rooms varies considerably.
    部屋の大きさにはかなりばらつきがあります。

varyで覚えたい形

  • vary by region:地域によって変わる
  • vary depending on the situation:状況によって変わる
  • vary from person to person:人によって異なる
  • vary widely:大きくばらつく
  • vary in size:大きさに違いがある

vary は「A differs from B」のように2つを直接比べるよりも、「値や条件に幅がある」「場合によって変わる」と言いたいときに使いやすい語です。

differ:対象同士が違う・意見が違う

differ は、2つ以上のものを比べて、性質・形・考え方・方法などに違いがあることを表します。特に differ from …differ in … はよく使う形です。

differ from A は「Aと違う」、differ in cost / size / approach は「費用・大きさ・方法の点で違う」という意味です。意見が合わない場合にも differ on … を使えます。

  • This product differs from the previous model.
    この商品は以前のモデルと違います。
  • The two plans differ in cost and risk.
    2つの計画は費用とリスクの点で異なります。
  • My opinion differs from yours.
    私の意見はあなたの意見と違います。
  • Their approaches differ significantly.
    彼らの取り組み方は大きく異なります。

differで覚えたい形

  • differ from the original:元のものと違う
  • differ in size:大きさの点で違う
  • differ in approach:方法・取り組み方が違う
  • differ between groups:グループ間で違いがある
  • differ on an issue:ある問題について意見が違う

differ は、比較する対象がはっきりしているときに強い語です。「何と違うのか」「どの点で違うのか」を続けると、文が作りやすくなります。

例文で比べる vary・differ

「条件によって変わる」のか、「AとBを比べて違う」のかを見ると選びやすくなります。

価格が地域によって変わる

⭕️ Prices vary by region.
価格は地域によって変わります。

🔺 Prices differ by region.
意味は通じる場合もありますが、価格が地域ごとに変動することを言うなら vary が使いやすいです。

prices、costs、requirements のように、条件によって値や内容が動くなら vary を優先します。

2つの計画が費用の点で違う

⭕️ The two plans differ in cost.
2つの計画は費用の点で異なります。

🔺 The two plans vary in cost.
費用の幅に注目するなら使えますが、2つを比較して「違う」と言うなら differ が分かりやすいです。

AとBを比べて差を述べるときは、differ in …differ from … が安定します。

意見が合わない

⭕️ We differ on this point.
私たちはこの点について意見が違います。

🔺 We vary on this point.
意見の不一致を言う文なので differ を使います。

人の意見や立場が違う場合は differ on …、または opinions differ が使いやすい表現です。

vary と differ の違い

vary は「同じ種類の中で幅がある、条件によって変わる」ことを表します。differ は「比較対象の間に差がある」ことを表します。

  • vary:価格、結果、条件、方法、程度が一定ではない
  • differ:商品、計画、意見、特徴、方法を比べると違いがある

「地域によって価格が変わる」なら prices vary by region、「この商品は前モデルと違う」なら this product differs from the previous model が分かりやすい選択です。

TOEICや英語学習での見分け方

TOEICでは、前置詞や周りの名詞を見ると2語を選びやすくなります。

周りに出やすい語選びやすい単語理由
by region / depending on / from person to personvary条件によって変わる、ばらつく
prices / costs / results / requirementsvary数値や内容に幅がある
from the original / from yoursdiffer比較対象との違いを述べる
in size / in cost / in approachdifferどの点で違うかを示す

vary by …vary depending on …differ from …differ in … をセットで覚えると、空欄補充でも選びやすくなります。

vary・differを英英辞典で確認

Cambridge Dictionary では differ を、何か・誰かと同じではないことや意見が合わないことを表す語として説明しています。Merriam-Webster では vary を変化する・値が変わる語、differ を性質や特徴が違う語として説明しています。

3問で確認|vary / differ

条件によって変わるのか、対象同士が違うのかに注目して選んでください。

第1問:Prices ___ by region.
第2問:This product ___ from the previous model.
第3問:The two plans ___ in cost.

問題作成の参考:varydiffer(Cambridge Dictionary)

まとめ

  • vary は、条件・場所・時期によって変わる、ばらつく
  • differ は、対象同士が違う、意見が合わない
  • 価格・結果・条件が動くなら vary、AとBの違いを述べるなら differ を選ぶ
  • vary by …vary depending on …differ from …differ in … を形で覚える

Prices vary by region.This product differs from the previous model. の2文を基準にすると、使い分けが安定します。