英語参考書の選び方|目的とレベルに合う一冊を見つける

英語の参考書は、評判や冊数ではなく「何をできるようにしたいか」と「どこでつまずいているか」から選びます。文法、語彙、読解、英作文、資格試験では必要な教材の役割が異なります。

このページの役割:英語学習全般の参考書を選ぶ基準を整理します。TOEIC専用教材の現行版やAmazonリンクは、別の比較ページで確認できます。

最初に「試験名」ではなく課題を決める

同じTOEIC対策でも、試験形式を知らない人、文法が読めない人、音声が聞き取れない人では必要な本が違います。まず、最近解いた問題や実際の使用場面から、困っていることを一つ選びます。

文の構造が分からない

品詞、語順、文型、時制などを例文から説明する基礎文法書を選びます。

単語が足りない

目的に合う収録語と、音声・例文・復習機能を備えた単語帳を選びます。

長文が読めない

語彙不足か構文理解か時間不足かを分け、解説型と演習型を選び分けます。

試験形式に慣れたい

受験する試験の公式教材や、現行形式に対応した問題集を優先します。

自分のレベルは「本の難易度」だけで決めない

表紙の「初心者向け」「上級者向け」は判断材料の一つです。実際には、目次と見本ページを見て、説明を自分の言葉で理解できるか、練習問題を解いた後に理由を確認できるかを確かめます。

  • 見本ページの英文で、主語と動詞を見つけられるか
  • 解説に使われる文法用語を理解できるか
  • 一つの項目を学ぶのに必要な時間を確保できるか
  • 音声、アプリ、ダウンロードの利用環境が合うか
  • 答えだけでなく、誤答の理由まで説明されているか

参考書の種類ごとの選び方

種類向いている目的購入前に見る点
総合文法書文法を体系的に参照する説明の詳しさ、索引、例文の分かりやすさ
基礎文法問題集理解した項目を短文で確認する解説の量、問題の段階、復習しやすさ
単語帳目的に必要な語彙を増やす収録範囲、音声、品詞、例文、復習方法
英文解釈・読解構文や文章の流れを正確に読む対象となる英文の長さ、構文解説、訳の自然さ
英作文自分で英文を組み立てる添削例、言い換え、使用場面、音声の有無
資格試験の公式教材現行形式と問題の特徴を知る対応する試験・版、刊行時期、音声の利用方法

大学受験・TOEIC・英検の教材を混ぜない

基礎文法や一般語彙には重なる部分がありますが、出題形式と求められる技能は同じではありません。大学受験の入試問題、TOEIC L&Rのビジネス・日常場面、英検の級別問題と英作文では、演習すべき課題が異なります。

基礎を学ぶ本は共用できても、仕上げの問題集は受験する試験に合わせます。複数の試験を受ける場合も、今の提出期限に近いものを優先してください。

購入前に版・付属サービス・見本を確認する

  1. 出版社の商品ページを見る
    発売日、ISBN、版、正誤表、音声やアプリの提供方法を確認します。
  2. 販売ページの商品名を照合する
    旧版、中古品、電子版が混ざることがあります。表紙だけでなく、商品名とISBNを見ます。
  3. 見本ページを読む
    説明の語調、文字量、レイアウトが自分に合うかを確かめます。
  4. 一週間の使用量を見積もる
    総ページ数より、一日に理解と復習ができる分量を考えます。

古い版が直ちに使えないとは限りません。ただし、試験形式、音声の提供方法、付属アプリなどは変わることがあります。資格試験用の教材をこれから購入する場合は、現行版を優先します。

一冊を使い切るとは、全ページを一度読むことではない

一周目は全体を理解し、二周目は間違えた項目へ戻り、三周目は説明なしで判断できるかを確かめます。すべてを同じ回数だけ繰り返す必要はありません。理解済みの項目は間隔を広げ、誤答した項目へ時間を使います。

同じ役割の本を追加するのは、今の本で解説が理解できない、演習量が足りない、試験形式が異なるなど、理由が明確になってからです。

TOEIC専用教材を探している方へ

初受験、公式問題、単語、文法、リスニング、Part 5、Part 7の目的別に、現行版と注意点を比較しています。

TOEIC参考書・単語帳の現行版を比較する

よくある質問

評判のよい参考書なら、自分にも合いますか。

評判だけでは決められません。必要な技能、説明の難しさ、一日に使える時間が合うかを見本ページで確かめます。

参考書は紙と電子版のどちらがよいですか。

書き込みや見開きでの比較を重視するなら紙、持ち運びや検索を重視するなら電子版が便利です。付属音声やアプリの条件が版によって違わないかも確認してください。

何冊まで並行してよいですか。

役割が違えば二冊を並行できます。たとえば文法書と単語帳です。同じ目的の本を複数始めると復習が分散しやすいため、まず一冊で不足点を確認します。