shout / exclaim / scream の違いと使い分け|例文で分かる「叫ぶ」

shoutexclaimscream は、いずれも強い声を出す場面で使われる動詞です。

ただし、焦点が異なります。shout は相手に聞こえるよう大声で言う基本語、exclaim は驚き・喜び・怒りなどを受けて急に発する言葉を描写する語、scream は恐怖・痛み・興奮などで出る鋭い叫びを表す語です。

  • shout:大声で言う、呼ぶ
  • exclaim:感情を込めて思わず言う
  • scream:鋭い声で叫ぶ、悲鳴を上げる

迷ったら、遠くの人に聞こえるよう言うなら shoutセリフに驚きや喜びを添えるなら exclaim恐怖・痛み・極度の興奮なら scream から考えると選びやすいです。

shout・exclaim・screamの違いを一覧で比較

単語中心となる意味よく使う場面覚えたい形
shout大声で言う・呼ぶ呼びかけ、応援、指示、注意shout at / shout to / shout for help
exclaim感情を込めて急に言う驚き、喜び、怒りを伴うセリフ“…” she exclaimed
scream鋭い叫び声を上げる恐怖、痛み、パニック、強い興奮scream in pain / scream for help

shout は「声量」exclaim は「感情を込めた発言」scream は「叫び声の強さ・鋭さ」に注目する語です。

shout:相手に届くよう大声で言う

shout は、声を大きくして言う・呼ぶことを表す基本語です。騒がしい場所で声を通す、人を呼ぶ、応援する、危険を知らせるといった場面で使えます。

shout には、強い恐怖や痛みが必ずあるわけではありません。「聞こえるように声を大きくする」という目的で使えるのが特徴です。

  • He shouted my name across the station.
    彼は駅の向こうから私の名前を大声で呼びました。
  • Please do not shout in the hallway.
    廊下で大声を出さないでください。
  • The coach shouted instructions to the players.
    コーチは選手たちに大声で指示を出しました。
  • Fans shouted with excitement after the goal.
    ゴールの後、ファンは興奮して叫びました。

shoutで覚えたい形

  • shout at someone:人に怒鳴る
  • shout to someone:人に向かって大声で呼びかける
  • shout for help:助けを求めて叫ぶ
  • shout out:大声で言う、叫んで知らせる
  • shout instructions:大声で指示を出す

shout at は相手に怒りをぶつける感じになりやすく、shout to は遠くの相手に声を届ける感じです。前置詞で印象が変わります。

exclaim:驚き・喜びなどを込めて言う

exclaim は、驚き、喜び、怒り、痛みなどで思わず言葉が出ることを表します。会話で使うより、小説・記事・説明文で、話し手のセリフに感情を添えるときによく使われます。

exclaim は「大声を出す」ことそのものより、何かに反応して感情的な言葉を発することに焦点があります。引用文と一緒に使う形が代表的です。

  • “That’s amazing!” she exclaimed.
    「すごい!」と彼女は声を上げました。
  • “Watch out!” he exclaimed.
    「気をつけて!」と彼は叫びました。
  • They exclaimed in surprise when they saw the results.
    結果を見て、彼らは驚きの声を上げました。
  • “I can’t believe it!” Maya exclaimed.
    「信じられない!」とマヤは言いました。

exclaimで覚えたい形

  • “…” she exclaimed:「…!」と彼女は言った
  • exclaim in surprise:驚きの声を上げる
  • exclaim with delight:喜んで声を上げる
  • exclaim in horror:恐怖の声を上げる

exclaim は、日常会話で相手に「大声で呼びかける」よりも、文章中で「驚いてこう言った」と描写するのに向いています。

scream:恐怖・痛み・強い興奮で鋭く叫ぶ

scream は、恐怖、痛み、パニック、強い興奮などで出る鋭い大声を表します。悲鳴だけでなく、ジェットコースターで叫ぶ、熱狂して叫ぶといった場面にも使えます。

scream は shout より強く切迫した印象になりやすい語です。普通の呼びかけや指示には shout を選ぶ方が目的が伝わりやすくなります。

  • The child screamed when the dog barked loudly.
    犬が大きく吠えると、子どもは悲鳴を上げました。
  • She screamed in pain when she touched the hot pan.
    熱いフライパンに触れて、彼女は痛みで叫びました。
  • People screamed as the roller coaster dropped.
    ジェットコースターが落下すると、人々は叫びました。
  • He screamed for help.
    彼は助けを求めて叫びました。

screamで覚えたい形

  • scream in fear:恐怖で叫ぶ
  • scream in pain:痛みで叫ぶ
  • scream for help:助けを求めて叫ぶ
  • scream with laughter:大笑いする
  • let out a scream:悲鳴を上げる

scream は必ずしも悪い感情だけではありません。遊園地やライブ会場での興奮も表せますが、声の強さは shout よりかなり強く聞こえます。

例文で比べる shout・exclaim・scream

同じ「叫ぶ」でも、何のために・どのような感情で声を出すかを見ましょう。

騒がしい場所で相手に声を届ける

⭕️ She shouted to her friend over the noise.
騒音の中で、彼女は友人に向かって大声で呼びかけました。

🔺 She screamed to her friend over the noise.
意味は通じますが、恐怖や切迫感の強い叫びに聞こえやすくなります。声を届かせる目的なら shout が合います。

騒音や距離のために声を大きくするなら、shout を使います。

驚いたセリフを文章で描写する

⭕️ “We won!” he exclaimed.
「勝った!」と彼は声を上げました。

🔺 “We won!” he shouted.
文法的には使えますが、声量を強調する表現です。驚きや喜びの反応を描写するなら exclaimed が使いやすいです。

セリフの直後に置く exclaimed は、物語文や説明文でよく見かけます。

痛みで叫ぶ

⭕️ She screamed in pain.
彼女は痛みで叫びました。

🔺 She exclaimed in pain.
使えなくはありませんが、痛みによる鋭い叫びを表すなら screamed の方が伝わります。

恐怖や痛みの反応なら、scream が場面の強さをよく表します。

shout と exclaim の違い

shout は声量に焦点があり、相手に聞こえるよう大声で話す場面で使います。exclaim は感情を伴う発言に焦点があり、セリフを描写する文章で使われやすい語です。

  • shout:人を呼ぶ、指示を出す、応援する
  • exclaim:驚き・喜び・怒りの言葉を発する

たとえば、駅の向こうにいる人を呼ぶなら shout、プレゼントを見て「すごい!」と言う描写なら exclaim が選びやすいです。

shout と scream の違い

shout は大声で言う一般的な語です。scream はより鋭く、恐怖・痛み・パニック・極度の興奮を感じさせる語です。

  • shout:遠くに届かせる、注意を引く、応援する
  • scream:恐怖、痛み、急な驚き、熱狂で叫ぶ

店員に注文を通すために大声を出すなら shout、急な痛みで叫ぶなら scream が合います。

TOEICや英語学習での見分け方

TOEICでは、音の強さよりも、前後にある語や文脈を手がかりにします。

周りに出やすい語選びやすい単語考え方
instructions / name / across the room / at someoneshout大声で伝える・呼ぶ
“…” / in surprise / with delightexclaim感情的な発言を描写する
in pain / in fear / for helpscream鋭い叫びや切迫した反応を表す

shout instructionsexclaim in surprisescream for help をセットで覚えると、使い分けが安定します。

shout・exclaim・screamを英英辞典で確認

Cambridge Dictionary では shout を大声で話すこと、exclaim を驚き・恐怖・喜びなどで急に言うこととして説明しています。Merriam-Webster では scream を鋭く大きな声を上げること、exclaim を強い感情を込めて言うこととして説明しています。

3問で確認|shout / exclaim / scream

声を大きくする目的、感情的なセリフ、叫び声の強さに注目して選んでください。

第1問:The coach ___ instructions to the players.
第2問:“That’s amazing!” she ___.
第3問:She ___ in pain when she touched the hot pan.

問題作成の参考:shoutexclaimscream(Cambridge Dictionary)

まとめ

  • shout は、相手に届くよう大声で言う・呼ぶ
  • exclaim は、驚き・喜び・怒りなどを込めて思わず言う
  • scream は、恐怖・痛み・強い興奮で鋭く叫ぶ
  • 呼びかけや指示なら shout、感情的なセリフ描写なら exclaim、悲鳴や強い叫びなら scream を選ぶ

単語だけで「叫ぶ」と覚えるより、shout instructions“Amazing!” she exclaimedscream in pain のように型で覚えるのがおすすめです。