disregard は、情報・助言・規則などを考慮に入れず「無視する」「軽視する」という意味です。名詞では disregard for …(〜への無視・軽視)の形で使います。
ignore は人・発言・音・問題などに注意を向けない、または反応しないことに焦点があります。neglect は世話・管理・義務など、必要な注意や行動を十分に与えず「怠る・放置する」ことを表します。
disregard:知っていても考慮しない・重要視しない
ignore:注意を向けない・反応しない
neglect:必要な世話・注意・行動を怠る
disregard・ignore・neglectの違いを比較
| 単語 | 発音 | 中心的な意味 | よく使う形 |
|---|---|---|---|
| disregard | 英 /ˌdɪs.rɪˈɡɑːd/・米 /ˌdɪs.rɪˈɡɑːrd/ | 考慮しない、軽視する | disregard + 名詞 disregard for + 名詞 |
| ignore | 英 /ɪɡˈnɔː(r)/・米 /ɪɡˈnɔːr/ | 注意を向けない、反応しない | ignore + 人・物・問題 |
| neglect | /nɪˈɡlekt/ | 必要な世話や行動を怠る | neglect + 名詞 neglect to do |
迷ったら、「何が欠けているか」を考えます。
判断材料に入れないなら disregard、注意や反応を与えないなら ignore、本来すべき世話・管理・行動が不足しているなら neglect が基本です。
disregardの意味と使い方
動詞のdisregardは他動詞で、「〜を無視する」「〜を考慮しない」という意味です。単に気づかないのではなく、対象を判断材料として扱わない響きがあります。規則、警告、助言、指示、反対意見などとよく使われ、ignoreよりやや改まった語です。
- Please disregard my previous email.
先ほどのメールは無視してください。 - The contractor disregarded the safety instructions.
その請負業者は安全上の指示を無視しました。 - We cannot disregard the concerns raised by local residents.
地域住民から示された懸念を軽視することはできません。
活用は disregard–disregarded–disregarded、進行形は disregarding です。後ろに前置詞を挟まず、目的語を直接置きます。
名詞disregardとdisregard for
disregardは不可算名詞としても使います。「〜をまったく気にかけない態度」は disregard for … で表せます。
- His complete disregard for the rules put everyone at risk.
彼が規則を完全に軽視したことで、全員が危険にさらされました。 - The decision showed a disregard for customer safety.
その決定は顧客の安全を軽視するものでした。
動詞:disregard the warning(警告を無視する)
名詞:disregard for the warning(警告への軽視)
ignoreの意味と使い方
ignoreは、人や物に注意を向けない、発言・要求に反応しない、問題に対処しないことを表す他動詞です。会話でも文章でも広く使える一般的な語です。
- She ignored my question and changed the subject.
彼女は私の質問に答えず、話題を変えました。 - Try to ignore the noise from the hallway.
廊下の騒音は気にしないようにしてください。 - You should not ignore these warning signs.
こうした警告の兆候を無視してはいけません。
活用は ignore–ignored–ignored、進行形は ignoring です。人を意図的に相手にしない場合にも、分析で不要な要素を考慮から外す場合にも使えます。
ignoreは人やメッセージだけに使う語ではありません。警告・規則・助言にも使えます。disregardとの違いは絶対的な目的語の種類ではなく、ignoreは「注意・反応を与えない」、disregardは「考慮する価値を認めず扱わない」という焦点の差です。
neglectの意味と使い方
neglectは、本来注意や世話を必要とする人・物・仕事に十分な配慮を与えず、「怠る」「放置する」ことを表します。意図的な場合もありますが、忙しさ・不注意・忘却の結果である場合もあるため、「必ずわざと無視する」という意味ではありません。
- The owner had neglected the building for years.
所有者は何年もその建物の手入れを怠っていました。 - Do not neglect your health during busy periods.
忙しい時期でも健康管理を怠らないでください。 - The team neglected to update the emergency contact list.
チームは緊急連絡先一覧の更新を怠りました。
活用は neglect–neglected–neglected、進行形は neglecting です。「〜するのを怠る」は neglect to do を使います。
名詞neglect・形容詞neglected / neglectful
| 語 | 品詞 | 意味・使い方 |
|---|---|---|
| neglect | 名詞 | 世話・注意の不足、放置:years of neglect |
| neglected | 形容詞 | 放置された、世話をされていない:a neglected garden |
| neglectful | 形容詞 | 義務や世話を怠る:neglectful of one’s duties |
同じ警告でも3語で焦点が変わる
警告や安全上の問題では、ignoreとdisregardが重なることがあります。neglectも状況によって使えますが、文が伝える責任のあり方が変わります。
He ignored the warning.:警告に注意を払わず、反応しなかった
He disregarded the warning.:警告を知りながら、判断材料として取り合わなかった
He neglected to issue a warning.:出すべき警告を出さなかった
したがって、They ignored the safety regulations. も文法的・語法的に自然です。規則を軽視して従わなかった点を強調したい場合はdisregardedがより明確ですが、ignoreを誤りとする必要はありません。
dismiss・overlook・omitとの違い
| 単語 | 中心的な意味 | 3語との違い |
|---|---|---|
| dismiss | 意見・懸念を退ける | いったん認識したうえで、重要でない・正しくないとして退ける |
| overlook | 見落とす | 急ぎや不注意で気づかなかった、または意図的に大目に見る |
| omit | 省く | 文章・一覧・手順などから項目を入れない |
| turn a blind eye to | 見て見ぬふりをする | 問題を知りながら意図的に対応しないことを強く表す |
dismiss a concern は「懸念を重要でないとして退ける」、ignore a concern は「懸念に注意・反応を与えない」です。
よくある間違い
🔺 Please disregard to my previous email.
⭕️ Please disregard my previous email.
動詞disregardは他動詞なので、目的語の前にtoを置きません。
🔺 The staff disregarded to check the alarm.
⭕️ The staff neglected to check the alarm.
「すべき確認をしなかった」はneglect to doが合います。disregardは通常、名詞を直接目的語に取ります。
🔺 The garden was ignored for many years.
⭕️ The garden was neglected for many years.
手入れを受けず荒れた状態を表すならneglectedが自然です。単に庭へ注意を向けなかったという文脈ならignoredも成り立ちます。
disregard・ignore・neglectを選ぶ3ステップ
- 情報・助言・規則を知りながら、考慮せず扱うなら disregard
- 人・発言・音・問題へ注意や反応を与えないなら ignore
- 世話・管理・義務など、本来すべきことを十分に行わないなら neglect
参考資料:Cambridge Dictionary「disregard」、Cambridge Dictionary「ignore」、Cambridge Dictionary「neglect」、Merriam-Webster「disregard」、Merriam-Webster「ignore」、Merriam-Webster「neglect」
3問で確認|disregard・ignore・neglect
考慮しない、反応しない、世話を怠るという焦点の違いを確認しましょう。
まとめ
- disregardは「考慮しない・軽視する」。動詞のほか、disregard for …の名詞用法もある
- ignoreは、人・発言・音・問題などへ注意や反応を与えないことに焦点がある
- neglectは、必要な世話・管理・義務を十分に行わないことを表す
- 警告・規則ではignoreとdisregardが重なるが、注意を向けないのか、判断材料にしないのかで焦点が変わる
- 「〜するのを怠る」はneglect to doを使う
警告・注意を表す英語も整理したい方は、notice・attention・caution・warningの違いもご覧ください。