このページでは、TOEIC L&Rの対策で覚えておきたい言い換え表現を10組取り上げます。日本語訳が近くても、使える文型や自然な目的語は同じとは限りません。結論、使い分け、例文の順に確認してください。
読み方:単語だけを置き換えるのではなく、前置詞や後ろに続く語まで一つのまとまりとして覚えます。例文は、仕事、案内、手続きなどの場面を中心にしています。
- このページで比較する10組
- 言い換え表現10組の違いと使い方
- 1. 供給する・提供する|supply・provide・furnish
- 2. 含む・取り入れる|encompass・include・incorporate
- 3. 構成する・設立する|constitute・form・establish
- 4. 確認する・検証する|validate・confirm・verify
- 5. 保証する・約束する|assure・guarantee・promise
- 6. 突き止める・確認する|ascertain・discover・find out
- 7. 現れる・生じる|emerge・arise・surface
- 8. 省く・除外する|omit・exclude・leave out
- 9. まとめる・集める|compile・assemble・gather
- 10. 明らかにする・公開する|disclose・reveal・expose
- 復習の進め方
このページで比較する10組
- 1. 供給する・提供する
supply・provide・furnish - 2. 含む・取り入れる
encompass・include・incorporate - 3. 構成する・設立する
constitute・form・establish - 4. 確認する・検証する
validate・confirm・verify - 5. 保証する・約束する
assure・guarantee・promise - 6. 突き止める・確認する
ascertain・discover・find out - 7. 現れる・生じる
emerge・arise・surface - 8. 省く・除外する
omit・exclude・leave out - 9. まとめる・集める
compile・assemble・gather - 10. 明らかにする・公開する
disclose・reveal・expose
言い換え表現10組の違いと使い方
1. 供給する・提供する|supply・provide・furnish
まず結論:provideは必要な物やサービスを提供する一般的な語、supplyは継続的または必要量を供給すること、furnishは設備や情報を備える・提供する改まった語です。
使い分け
-
provide
形:provide + 人 + with + 物 / provide + 物 + for 人
情報、サービス、機会など幅広い目的語を取ります。
-
supply
形:supply + 人・場所 + with + 物
原料、電力、商品などを必要量届ける文脈に合います。
-
furnish
形:furnish + 部屋 + with + 設備 / furnish + 情報
部屋に家具を備えるほか、資料を正式に提出する意味があります。
自然な例文
-
The hotel provides guests with complimentary breakfast.
そのホテルでは宿泊客に無料の朝食を提供しています。
-
The contractor will supply all materials needed for the repair.
請負業者が修理に必要な資材をすべて用意します。
TOEIC対策で注意する点:provide A with Bとprovide B for Aの語順を確認します。前置詞まで含めて覚えます。
2. 含む・取り入れる|encompass・include・incorporate
まず結論:includeは全体の一部として含む一般語、encompassは広い範囲を包含すること、incorporateは要素を組み込んで全体の一部にすることです。
使い分け
-
include
形:include + item / service / fee
列挙したものが全体の一部であることを示します。
-
encompass
形:encompass + range / area / activity
対象の範囲全体を広く含みます。
-
incorporate
形:incorporate + element + into + 全体
新しい要素を設計、計画、文章などへ組み込みます。
自然な例文
-
The training program encompasses both technical and communication skills.
この研修では、技術力とコミュニケーション力の両方を扱います。
-
The architect incorporated energy-saving features into the design.
建築家は省エネ機能を設計に取り入れました。
TOEIC対策で注意する点:incorporate A into Bは、AをBへ組み込む形です。includeとの語順の違いに注意します。
3. 構成する・設立する|constitute・form・establish
まず結論:constituteは部分が全体を構成すること、formは集まって形や組織を作ること、establishは会社、制度、関係などを正式に設立・確立することです。
使い分け
-
constitute
形:部分 + constitute + 全体
全体が部分を含むincludeとは、主語と目的語の向きが逆になります。
-
form
形:form + team / committee / partnership
複数の要素がまとまりを作ります。自動詞でも使えます。
-
establish
形:establish + company / procedure / relationship
継続する組織や仕組みを作り、定着させます。
自然な例文
-
Online orders constitute nearly half of total sales.
オンライン注文は総売上のほぼ半分を占めています。
-
The two firms established a joint research center.
両社は共同研究センターを設立しました。
TOEIC対策で注意する点:A constitutes Bは「AがBを構成する」です。B includes Aとの方向の違いを確認します。
4. 確認する・検証する|validate・confirm・verify
まず結論:confirmは予定や事実が正しいと確認すること、verifyは証拠や照合によって正確さを確かめること、validateはデータや方法が基準を満たし有効だと検証することです。
使い分け
-
confirm
形:confirm + reservation / date / that節
予約、日程、受領などの確認で広く使います。
-
verify
形:verify + identity / information / accuracy
書類や記録と照合して真偽を確かめます。
-
validate
形:validate + data / method / ticket
有効性を検証するほか、券を有効化する意味もあります。
自然な例文
-
Please confirm your attendance by Monday.
月曜日までに出席の可否をお知らせください。
-
Customers must verify their identity before changing account details.
顧客は口座情報を変更する前に本人確認を行う必要があります。
TOEIC対策で注意する点:confirmは相手への返信依頼、verifyは照合作業という違いが表れやすい語です。
5. 保証する・約束する|assure・guarantee・promise
まず結論:assureは人に不安がないよう言葉で保証すること、guaranteeは品質や結果を責任を伴って保証すること、promiseは将来の行動を約束することです。
使い分け
-
assure
形:assure + 人 + that節
目的語には通常、人を置きます。ensureとは区別します。
-
guarantee
形:guarantee + quality / result / that節
契約上の保証や、結果への強い確約を表します。
-
promise
形:promise + 人 + to do / promise that節
人が行動すると約束する一般語です。
自然な例文
-
I can assure you that your information will remain confidential.
お客様の情報は秘密として扱われますので、ご安心ください。
-
The warranty does not guarantee that the device will last indefinitely.
この保証は、装置が無期限に使えることを保証するものではありません。
TOEIC対策で注意する点:assure 人とensure 物事を混同しないことが重要です。assureの直後に安心させる相手を置きます。
6. 突き止める・確認する|ascertain・discover・find out
まず結論:find outは調べて知る一般表現、discoverは調査や経験を通じて知らなかった事実を発見すること、ascertainは必要な事実を確実に突き止める硬い語です。
使い分け
-
find out
形:find out + 疑問詞節 / that節
情報を調べて明らかにする日常的な句動詞です。
-
discover
形:discover + fact / problem / that節
それまで知られていなかった事実や問題が分かります。
-
ascertain
形:ascertain + fact / whether節
監査、調査、正式な照会などで使われる改まった語です。
自然な例文
-
The team discovered that several records were incomplete.
チームは複数の記録に不備があることを発見しました。
-
The auditor contacted the supplier to ascertain whether the invoice was genuine.
監査担当者は請求書が真正なものか確認するため、仕入先へ連絡しました。
TOEIC対策で注意する点:find outの後ろには疑問詞節を置けます。find out the causeとfind out whyの両方を確認します。
7. 現れる・生じる|emerge・arise・surface
まず結論:emergeは隠れていたものや新しい傾向が現れること、ariseは問題や必要性が生じること、surfaceは情報や問題が表面化することです。
使い分け
-
emerge
形:emerge / emerge as + 役割
傾向、事実、企業などが明確になる文脈に合います。
-
arise
形:problem / need / opportunity + arise
自動詞で、目的語を取りません。過去形はaroseです。
-
surface
形:concern / information + surface
それまで知られていなかった問題や情報が表に出ます。
自然な例文
-
Several technical issues arose during the trial period.
試用期間中に複数の技術的な問題が発生しました。
-
New concerns surfaced after the inspection.
点検後、新たな懸念が明らかになりました。
TOEIC対策で注意する点:ariseは自動詞、raiseは他動詞です。Problems aroseとThe report raised concernsを区別します。
8. 省く・除外する|omit・exclude・leave out
まず結論:omitは文章や手順から省くこと、excludeは対象を範囲や参加資格から外すこと、leave outは必要な情報や要素を入れない一般的な表現です。
使い分け
-
omit
形:omit + detail / step / name
意図的な省略と、うっかりした記載漏れの両方に使えます。
-
exclude
形:exclude + item / person + from + 範囲
料金、計算、集団などの対象外にします。
-
leave out
形:leave out + detail / ingredient / person
日常的な「入れ忘れる・省く」です。
自然な例文
-
Shipping charges are excluded from the listed price.
表示価格に送料は含まれていません。
-
The editor omitted two paragraphs from the final version.
編集者は最終版から2段落を削除しました。
TOEIC対策で注意する点:exclude A from BはAをBから除外する形です。includeと価格表示の文脈で対比されることがあります。
9. まとめる・集める|compile・assemble・gather
まず結論:gatherは人や物、情報を集める一般語、compileは複数の情報を整理して一覧や報告書にまとめること、assembleは部品を組み立てる、または人を一か所に集めることです。
使い分け
-
gather
形:gather + information / feedback / people
収集する動作全般に使えます。
-
compile
形:compile + report / list / data
集めた情報を整理して一つの成果物にします。
-
assemble
形:assemble + product / team / parts
部品を組み立てるほか、人を招集する意味があります。
自然な例文
-
The analyst compiled the survey results into a short report.
分析担当者は調査結果を短い報告書にまとめました。
-
The furniture can be assembled without special tools.
この家具は専用工具がなくても組み立てられます。
TOEIC対策で注意する点:compileは単に集めるだけでなく、情報を整理して文書や一覧にする結果まで含みます。
10. 明らかにする・公開する|disclose・reveal・expose
まず結論:discloseは非公開情報を正式に開示すること、revealは知られていなかった事実を明らかにすること、exposeは隠れた問題や不正を暴く、または危険にさらすことです。
使い分け
-
disclose
形:disclose + information / interest / identity
財務、契約、個人情報などの正式な開示に合います。
-
reveal
形:reveal + result / plan / that節
調査結果や計画が新たに分かることを広く表します。
-
expose
形:expose + misconduct / weakness / 人 + to + risk
問題を暴く意味と、危険へさらす意味を区別します。
自然な例文
-
Applicants must disclose any potential conflicts of interest.
応募者は、利益相反の可能性があれば開示しなければなりません。
-
The audit revealed several errors in the billing records.
監査により、請求記録の複数の誤りが明らかになりました。
TOEIC対策で注意する点:expose A to BはAをBにさらす形です。「明らかにする」とは別の意味になるため、toの有無を確認します。
復習の進め方
最初は「日本語での大まかな違い」と「よく使う文型」を一つずつ覚えます。その後、例文の主語や目的語を替えて音読してください。すべてを完全な同義語として暗記するより、どの語がどの場面に合うかを確かめる方が実際の英文を読みやすくなります。
単語の復習方法を詳しく知りたい方は、TOEIC単語の覚え方で、発音、品詞、コロケーション、復習間隔を確認できます。教材を追加したい場合は、目的別のTOEIC参考書・単語帳比較を参照してください。
試験形式の確認:IIBC「TOEIC L&Rのテスト形式と構成」