このページでは、TOEIC L&Rの対策で覚えておきたい言い換え表現を10組取り上げます。日本語訳が近くても、使える文型や自然な目的語は同じとは限りません。結論、使い分け、例文の順に確認してください。
読み方:単語だけを置き換えるのではなく、前置詞や後ろに続く語まで一つのまとまりとして覚えます。例文は、仕事、案内、手続きなどの場面を中心にしています。
- このページで比較する10組
- 言い換え表現10組の違いと使い方
- 1. 約・おおよそ|about・approximately・roughly
- 2. 得る・取得する|get・acquire・obtain
- 3. 調べる・調査する|examine・inspect・investigate
- 4. かなりの・相当な|substantial・considerable・sizeable
- 5. 住む・居住する|live・reside・dwell
- 6. 起こる・行われる|occur・happen・take place
- 7. 割り当てる・配る|allocate・assign・distribute
- 8. 十分な|sufficient・adequate・ample
- 9. 直面する・遭遇する|encounter・face
- 10. 容易にする・支援する・可能にする|facilitate・streamline・enable
- 復習の進め方
このページで比較する10組
- 1. 約・おおよそ
about・approximately・roughly - 2. 得る・取得する
get・acquire・obtain - 3. 調べる・調査する
examine・inspect・investigate - 4. かなりの・相当な
substantial・considerable・sizeable - 5. 住む・居住する
live・reside・dwell - 6. 起こる・行われる
occur・happen・take place - 7. 割り当てる・配る
allocate・assign・distribute - 8. 十分な
sufficient・adequate・ample - 9. 直面する・遭遇する
encounter・face - 10. 容易にする・支援する・可能にする
facilitate・streamline・enable
言い換え表現10組の違いと使い方
1. 約・おおよそ|about・approximately・roughly
まず結論:aboutは幅広く使える一般的な表現、approximatelyは数値を客観的に示す改まった表現、roughlyは細部を丸めた大まかな見積もりを表します。
使い分け
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about
形:about + 数・時刻・量
会話、案内、メールなどで自然に使える基本語です。
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approximately
形:approximately + 数・量
報告書や説明文で、正確な値ではないことを明示します。
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roughly
形:roughly + 数・割合 / roughly speaking
概算であることや、大まかに述べることを強調します。
自然な例文
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The repair will take approximately three hours.
修理には約3時間かかります。
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Roughly 40 percent of the respondents chose the first option.
回答者のおよそ40%が最初の選択肢を選びました。
TOEIC対策で注意する点:approximatelyはaboutより必ず精密という意味ではありません。どちらも概数を示しますが、文章の調子が異なります。
2. 得る・取得する|get・acquire・obtain
まず結論:getは幅広い「得る」、obtainは手続きや努力を経て入手すること、acquireは資産、会社、権利、知識などを自分のものにすることです。
使い分け
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get
形:get + 名詞
日常的で意味の範囲が広く、文脈によって「受け取る」「買う」にもなります。
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obtain
形:obtain + permission / information / license
許可、情報、資格などを正式に得る文脈に合います。
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acquire
形:acquire + company / asset / skill
所有や習得の結果に焦点があります。
自然な例文
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Visitors must obtain permission before entering the laboratory.
見学者は研究室へ入る前に許可を得る必要があります。
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New employees will acquire practical skills through on-the-job training.
新入社員は実地研修を通じて実践的な技能を身につけます。
TOEIC対策で注意する点:obtainはgetより改まっていますが、すべてのgetを置き換えられるわけではありません。目的語との組み合わせを確認します。
3. 調べる・調査する|examine・inspect・investigate
まず結論:examineは詳しく調べること、inspectは基準や安全性を確認するために点検すること、investigateは原因や事実を明らかにするために調査することです。
使い分け
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examine
形:examine + document / evidence / patient
対象を注意深く見て、状態や内容を把握します。
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inspect
形:inspect + building / equipment / goods
設備、建物、製品などを点検する文脈に合います。
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investigate
形:investigate + complaint / cause / incident
問題や出来事の背景を追って調べます。
自然な例文
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All elevators are inspected twice a year.
すべてのエレベーターは年に2回点検されます。
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The support team is investigating the cause of the outage.
サポートチームは障害の原因を調査しています。
TOEIC対策で注意する点:inspectionは定期点検、investigationは事故や苦情の原因調査と結び付きやすい語です。目的を読み分けます。
4. かなりの・相当な|substantial・considerable・sizeable
まず結論:substantialとconsiderableは、量や程度がかなり大きいことを表す改まった語です。sizeableは数量や規模がかなり大きいことを、より直接的に表します。
使い分け
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substantial
形:substantial + amount / increase / investment
量や金額の大きさを表すほか、「実質的な」という意味もあります。
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considerable
形:considerable + time / effort / interest
時間、努力、関心などが予想以上に大きいことを表します。
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sizeable
形:sizeable + amount / share / investment
数えられる規模や金額がかなり大きいことを表します。sizableという綴りも使われます。
自然な例文
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The renovation required a substantial investment.
改装には多額の投資が必要でした。
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The proposal attracted considerable interest from local businesses.
その提案は地元企業から大きな関心を集めました。
TOEIC対策で注意する点:substantialには「実質的な」という別の意味もあります。後ろの名詞と文全体から判断します。
5. 住む・居住する|live・reside・dwell
まず結論:liveは一般的な「住む」、resideは住所や居住地を述べる改まった語です。dwellも「住む」ですが、現代の案内や会話では限定的で、dwellingの形で見かけることがあります。
使い分け
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live
形:live in + 地域 / live at + 住所
人がどこに住んでいるかを述べる基本語です。
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reside
形:reside in / at
申請書、規則、法律などの文脈で使われます。
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dwell
形:dwell in / on
「住む」は文語的です。dwell onなら「考え続ける」という別の意味になります。
自然な例文
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Applicants must reside in the state at the time of application.
応募者は申請時点で州内に居住している必要があります。
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Ms. Patel lives within walking distance of the office.
パテルさんは職場から歩いて行ける場所に住んでいます。
TOEIC対策で注意する点:residence、resident、residentialなどの派生語も住所や不動産の文脈で現れます。品詞を区別します。
6. 起こる・行われる|occur・happen・take place
まず結論:happenは出来事が起こる一般的な語、occurは改まった説明に合う語です。take placeは予定された会議や催しが「行われる」という意味でよく使います。
使い分け
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occur
形:occur / occur to + 人
事故、変化、問題などが発生する文脈に合います。occur toは「人の心に浮かぶ」です。
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happen
形:happen / happen to do
予期の有無を問わず、出来事が起こることを広く表します。
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take place
形:event + take place
式典、会議、研修などの開催について使います。受け身にはしません。
自然な例文
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The annual meeting will take place in the main auditorium.
年次総会は大講堂で開催されます。
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A system error occurred during the software update.
ソフトウェアの更新中にシステムエラーが発生しました。
TOEIC対策で注意する点:take placeはそれ自体に「行われる」の意味があるため、be taken placeとはしません。
7. 割り当てる・配る|allocate・assign・distribute
まず結論:allocateは予算や時間などの限られた資源を配分すること、assignは人に仕事を与える、または物を用途に割り当てること、distributeは複数の相手へ実際に配ることです。
使い分け
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allocate
形:allocate + resource + to / for
budget、funds、time、spaceなどとよく使います。
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assign
形:assign + 人 + task / assign + task + to 人
担当、仕事、座席などを決めます。
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distribute
形:distribute + 物 + to / among
資料、商品、情報などを複数の受け手へ配ります。
自然な例文
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The committee allocated additional funds to staff training.
委員会は社員研修に追加予算を配分しました。
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Please distribute the handouts to all participants.
資料を参加者全員に配ってください。
TOEIC対策で注意する点:assignは担当を決める、distributeは物を配るという違いが中心です。目的語を手掛かりにします。
8. 十分な|sufficient・adequate・ample
まず結論:sufficientは必要量を満たすこと、adequateは基準を満たし不足はないこと、ampleは必要量より余裕があることを表します。
使い分け
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sufficient
形:sufficient + 名詞 / sufficient to do
目的を果たすのに足りる量や程度を表します。
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adequate
形:adequate + 名詞 / adequate for
質や量が最低限の基準を満たすニュアンスです。
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ample
形:ample + time / space / opportunity
十分な余裕があることを表します。
自然な例文
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Please allow sufficient time for security screening.
保安検査に十分な時間を見込んでください。
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The venue provides ample parking for visitors.
会場には来場者向けの駐車スペースが十分にあります。
TOEIC対策で注意する点:adequateは肯定的な「素晴らしい」ではなく、「必要な基準は満たす」という控えめな評価になることがあります。
9. 直面する・遭遇する|encounter・face
まず結論:encounterは問題や人に予期せず出会うこと、faceは課題や状況に向き合い、対処を迫られることです。
使い分け
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encounter
形:encounter + problem / difficulty / person
目的語を直接取り、encounter withとはしません。名詞ではan encounter withを使えます。
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face
形:face + challenge / shortage / decision
人や組織が避けられない問題に直面する文脈に合います。
自然な例文
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Users may encounter delays during the system upgrade.
システム更新中は、処理に時間がかかる場合があります。
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Many retailers are facing a shortage of skilled workers.
多くの小売業者が熟練労働者の不足に直面しています。
TOEIC対策で注意する点:動詞encounterの直後にwithを置かない点に注意します。名詞と動詞で形が変わります。
10. 容易にする・支援する・可能にする|facilitate・streamline・enable
まず結論:facilitateは過程を円滑にすること、streamlineは無駄な手順を減らして効率化すること、enableは人や仕組みが行動を可能にすることです。
使い分け
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facilitate
形:facilitate + communication / process / discussion
物事の進行を容易にする改まった語です。
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streamline
形:streamline + process / operation / procedure
手順や業務を簡素化し、速く効率的にします。
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enable
形:enable + 人・物 + to do
主語が、目的語に行動する能力や条件を与えます。
自然な例文
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The shared calendar facilitates communication among team members.
共有カレンダーはチーム内の連絡を円滑にします。
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The mobile app enables customers to change their reservations.
モバイルアプリを使うと、顧客は予約を変更できます。
TOEIC対策で注意する点:streamlineは人を直接「助ける」語ではなく、工程を効率化する語です。目的語に注目します。
復習の進め方
最初は「日本語での大まかな違い」と「よく使う文型」を一つずつ覚えます。その後、例文の主語や目的語を替えて音読してください。すべてを完全な同義語として暗記するより、どの語がどの場面に合うかを確かめる方が実際の英文を読みやすくなります。
単語の復習方法を詳しく知りたい方は、TOEIC単語の覚え方で、発音、品詞、コロケーション、復習間隔を確認できます。教材を追加したい場合は、目的別のTOEIC参考書・単語帳比較を参照してください。
試験形式の確認:IIBC「TOEIC L&Rのテスト形式と構成」