可能性がゼロではない、たぶん起こる、起こりそうだ、説明として筋が通っている。英語では「あり得る」を、実現可能性、確率、文法上の形、証拠に照らしたもっともらしさに分けて表します。
日本語訳を一つ覚えるのではなく、「何を基準にその語を選ぶか」まで押さえると、文脈に合う語を判断しやすくなります。
- 「あり得る」を表す4語の違いを30秒で整理
- 意味の中心・選ぶ基準・代表表現を表で比較
- 4つの基準から文脈に合う語を選ぶ
- possible:起こる・実行できる可能性がある
- probable:証拠から見て起こる確率が高い
- likely:状況から見て起こりそうな
- plausible:説明・話が筋が通り、もっともらしい
- 同じ「配送遅延の原因を考える」の場面で4語を比較
- 文法・コロケーションで間違えやすい3つの例
- 4語は強さだけでなく対象と構文で選ぶ
- 文脈で選べるか3問で確認
- 入れ替えやすい語と迷ったときの判断基準
- 理解を広げる形容詞の類義語
- 「あり得る」の使い分けは中心義と定番表現で決まる
- 語義と用法の確認に使った辞書・英語サイト
「あり得る」を表す4語の違いを30秒で整理
- possible:起こる・実行できる可能性がある
- probable:証拠から見て起こる確率が高い
- likely:状況から見て起こりそうな
- plausible:説明・話が筋が通り、もっともらしい
意味の中心・選ぶ基準・代表表現を表で比較
| 単語 | 選ぶ基準 | 代表表現 |
|---|---|---|
| possible | 起こる・実行できる可能性がある | it is possible that / possible solution |
| probable | 証拠から見て起こる確率が高い | probable cause / probable outcome |
| likely | 状況から見て起こりそうな | be likely to / it is likely that |
| plausible | 説明・話が筋が通り、もっともらしい | plausible explanation / plausible theory |
4つの基準から文脈に合う語を選ぶ
- 起こる・実行できる可能性があるなら → possible
- 証拠から見て起こる確率が高いなら → probable
- 状況から見て起こりそうななら → likely
- 説明・話が筋が通り、もっともらしいなら → plausible
迷ったときは、強さだけでなく、後ろに来る名詞や定番の構文も確認すると判断しやすくなります。
possible:起こる・実行できる可能性がある
確率が高いとは限らず、実現の道が少なくとも一つあることを表します。impossible の反対です。It is possible to do / that …、as soon as possible が重要です。人を主語にして He is possible to come とは通常言いません。
It is possible that the train will be late.
電車が遅れる可能性はあります。
Is it possible to change the date?
日付を変更することは可能ですか。
possibleで覚えたい組み合わせ
| 表現 | 覚え方 |
|---|---|
| it is possible that | 中心イメージ「起こる・実行できる可能性がある」と結び付けて覚えます。 |
| possible solution | 中心イメージ「起こる・実行できる可能性がある」と結び付けて覚えます。 |
| as soon as possible | 中心イメージ「起こる・実行できる可能性がある」と結び付けて覚えます。 |
probable:証拠から見て起こる確率が高い
possible より可能性が高く、「おそらく起こる」と判断できることをやや改まって表します。a probable cause、the most probable outcome、It is probable that … が自然です。日常会話では likely の方が一般的です。
The most probable cause is a software error.
最も可能性の高い原因はソフトウェアのエラーです。
Rain is probable this evening.
今晩は雨の可能性が高いです。
probableで覚えたい組み合わせ
| 表現 | 覚え方 |
|---|---|
| probable cause | 中心イメージ「証拠から見て起こる確率が高い」と結び付けて覚えます。 |
| probable outcome | 中心イメージ「証拠から見て起こる確率が高い」と結び付けて覚えます。 |
| it is probable that | 中心イメージ「証拠から見て起こる確率が高い」と結び付けて覚えます。 |
likely:状況から見て起こりそうな
probable に近い高い可能性を、日常・ビジネスの両方で自然に表します。人や物を主語にできる点が便利です。be likely to do、It is likely that …、most likely が定番です。副詞として probably に近く使う場合もあります。
Prices are likely to rise next month.
来月、価格は上がりそうです。
The package will most likely arrive today.
荷物はおそらく今日届きます。
likelyで覚えたい組み合わせ
| 表現 | 覚え方 |
|---|---|
| be likely to | 中心イメージ「状況から見て起こりそうな」と結び付けて覚えます。 |
| it is likely that | 中心イメージ「状況から見て起こりそうな」と結び付けて覚えます。 |
| most likely | 中心イメージ「状況から見て起こりそうな」と結び付けて覚えます。 |
plausible:説明・話が筋が通り、もっともらしい
事実だと確定したわけではないものの、論理や既知の情報と矛盾せず、信じられそうな説明を表します。plausible explanation、plausible theory、sound plausible が代表的です。出来事の確率そのものより説明の説得力に焦点があります。
Her explanation sounds plausible.
彼女の説明はもっともらしく聞こえます。
We need a plausible reason for the change.
その変更について筋の通る理由が必要です。
plausibleで覚えたい組み合わせ
| 表現 | 覚え方 |
|---|---|
| plausible explanation | 中心イメージ「説明・話が筋が通り、もっともらしい」と結び付けて覚えます。 |
| plausible theory | 中心イメージ「説明・話が筋が通り、もっともらしい」と結び付けて覚えます。 |
| sound plausible | 中心イメージ「説明・話が筋が通り、もっともらしい」と結び付けて覚えます。 |
同じ「配送遅延の原因を考える」の場面で4語を比較
同じ状況でも、単語を替えると話し手が注目する点が変わります。次の4文を一組で読むと、訳語だけでは見えにくい差が分かります。
| 例文 | 伝わる焦点 |
|---|---|
| A delay is possible. | 遅れる可能性はゼロではない。 |
| A storm is the probable cause. | 最も確率の高い原因と推定する。 |
| The package is likely to arrive tomorrow. | 状況から明日届きそうだ。 |
| The driver gave a plausible explanation. | 説明が筋の通ったものだった。 |
文法・コロケーションで間違えやすい3つの例
🔺 He is possible to come とする
人を主語にするなら likely が自然です。
⭕️ He is likely to come.
🔺 possible と probable を同じ確率で使う
probable は possible より起こる見込みが高いです。
⭕️ It is possible, but not probable.
🔺 plausible を真実と同義にする
もっともらしくても、事実とは限りません。
⭕️ The story is plausible but unverified.
4語は強さだけでなく対象と構文で選ぶ
possible は「起こる・実行できる可能性がある」、probable は「証拠から見て起こる確率が高い」が中心です。
likely は「状況から見て起こりそうな」、plausible は「説明・話が筋が通り、もっともらしい」に焦点があります。単語単体ではなく、代表表現と例文をセットで覚えるのが近道です。
文脈で選べるか3問で確認
文脈が示す判断基準に注目して選び、各問の「答えと解説を見る」を開いて確認してください。JavaScriptを使わないため、どの環境でも答えを確認できます。
入れ替えやすい語と迷ったときの判断基準
possible と probable は入れ替えられますか?
近い文脈はありますが、possible は「起こる・実行できる可能性がある」、probable は「証拠から見て起こる確率が高い」を強く示します。伝えたい焦点と定番の組み合わせを優先してください。
likely と plausible の違いは何ですか?
likely は「状況から見て起こりそうな」、plausible は「説明・話が筋が通り、もっともらしい」です。同じ日本語訳でも、話し手の評価軸が異なります。
会話で迷ったらどう選べばいいですか?
まず最も広い基本語を使い、意味を強めたいときや、定番の名詞・構文があるときに別の語へ替えると自然です。比較表とコロケーションを一緒に確認してください。
理解を広げる形容詞の類義語
「あり得る」の使い分けは中心義と定番表現で決まる
- possible:起こる・実行できる可能性がある
- probable:証拠から見て起こる確率が高い
- likely:状況から見て起こりそうな
- plausible:説明・話が筋が通り、もっともらしい
日本語訳だけで選ばず、何を評価しているのか、どの名詞と組み合わせるのかを確認すると使い分けやすくなります。