private / personal の違いと使い分け|例文で分かる「個人の・私的な」

privatepersonal は、どちらも「個人の」「私的な」と訳されることがあります。

ただし、中心は同じではありません。private は「公開しない・限られた人だけの」こと、personal は「ある人に属する・その人に関係する」ことを表します。

  • private:公開しない、他人に見せない、限られた人だけの
  • personal:個人に属する、その人に関係する、本人としての

会話・部屋・会議・土地などを「外に開かない」と言うなら private。意見・好み・持ち物・経験・責任などを「その人自身のもの」と言うなら personal が選びやすくなります。

private・personalの違いを一覧で比較

単語中心イメージよく使う場面覚えたい形
private公開しない・限られた人だけ会話、会議、場所、書類、所有地、非公開の生活private conversation / private meeting
personal個人に属する・その人に関係する意見、好み、経験、持ち物、責任、個人情報personal opinion / personal belongings

private は「外に出さない」personal は「その人自身に関係する」と考えると、使い分けが見えやすくなります。

private:公開しない・限られた人だけの

private は、他の人に見せない、一般に公開しない、特定の人や集団だけが使う、という意味で使います。会話、会議、部屋、書類、所有地などと相性がよい語です。

private は、情報や場所へのアクセスを制限する感覚があります。「誰でも見られる・入れる・聞けるわけではない」と言いたいときに使いやすい語です。

  • Can we have a private conversation?
    2人だけで話せますか。
  • This is a private meeting for staff members only.
    これはスタッフだけの非公開会議です。
  • Please keep this information private.
    この情報は公開しないでください。
  • The sign says “Private Property.”
    標識には「私有地」と書かれています。

privateで覚えたい形

  • private conversation:限られた人だけの会話
  • private meeting:非公開の会議
  • private room:個室
  • private property:私有地・私有財産
  • in private:人目のないところで、内々に

private opinion という形も辞書に載る表現ですが、日常的に「私個人の意見です」と言うなら personal opinion の方が使いやすい場面が多いです。private opinion は「公には言っていない内心の意見」という含みが出ます。

personal:個人に属する・その人に関係する

personal は、特定の個人に属する、またはその人自身に関係することを表します。意見、好み、経験、持ち物、責任、問題、情報などとよく使います。

personal は「誰のものか」「誰に関係するか」に焦点があります。公開するかどうかよりも、その人自身に結びついていることが大事です。

  • That is my personal opinion.
    それは私個人の意見です。
  • Please take your personal belongings with you.
    私物をお持ちください。
  • She talked about her personal experience.
    彼女は自分自身の経験について話しました。
  • Do not share personal information online.
    個人情報をオンラインで共有しないでください。

personalで覚えたい形

  • personal opinion:個人的な意見
  • personal preference:個人の好み
  • personal experience:個人的な経験
  • personal belongings:私物、身の回り品
  • personal information:個人情報

personal には「個人的な話に踏み込む」「人への攻撃になる」という意味もあります。Don’t get personal. は「個人攻撃はやめて」という意味で使われます。

例文で比べる private・personal

同じ「個人の」「私的な」に見えても、言いたい焦点が違います。公開しないことなら private、個人に属することなら personal を選びます。

2人だけの会話

⭕️ Can we have a private conversation?
2人だけで話せますか。

🔺 Can we have a personal conversation?
個人的な内容の会話、という意味に寄ります。人に聞かれない会話なら private が合います。

private conversation は、他の人に聞かれない会話です。相談、面談、内々の話などでよく使います。

私個人の意見

⭕️ That is my personal opinion.
それは私個人の意見です。

🔺 That is my private opinion.
公には言っていない内心の意見、という含みが強くなります。

personal opinion は、「会社や団体の見解ではなく、自分個人の考え」という意味で使いやすい表現です。

個人情報

⭕️ Please protect customers’ personal information.
顧客の個人情報を保護してください。

🔺 Please protect customers’ private information.
意味は通じる場合がありますが、個人を識別する情報なら personal information が基本です。

personal information は、氏名、住所、電話番号、アカウント情報など、個人に関係する情報を指すときによく使います。

private と personal の違い

private は、公開しないこと、他の人に見せないこと、限られた人だけで扱うことを表します。personal は、特定の個人に属すること、その人自身に関係することを表します。

  • private:非公開、秘密、限定利用、私有
  • personal:個人の意見、好み、経験、持ち物、情報

日本語ではどちらも「私的な」と訳せますが、英語では「公開範囲」なのか「個人との関係」なのかで選ぶ語が変わります。

TOEICや英語学習での見分け方

TOEICやビジネス英語では、後ろに続く名詞を見ると判断しやすくなります。

周りに出やすい語選びやすい単語理由
conversation / meeting / room / propertyprivate限られた人だけ、または一般に公開しない場面
life / matter / papers / lettersprivate他人に見せない私的領域を表す
opinion / preference / experiencepersonalその人自身の考え・好み・経験を表す
information / belongings / responsibilitypersonal特定の個人に属するもの・関係するものを表す

private meetingprivate propertypersonal opinionpersonal information をセットで覚えると、空欄補充でも選びやすくなります。

private・personalを英英辞典で確認

Cambridge Dictionary では private を、特定の人や集団だけのもの、または公開・共有されないものとして説明しています。personal は、特定の人に関係する、またはその人に属するものとして説明されています。Merriam-Webster でも、private は特定の人や集団に限られること、公開されないこと、personal は特定の人に関係すること、個人・身体・私事に関係することとして整理されています。

3問で確認|private / personal

公開しないことなのか、その人自身に関係することなのかに注目して選んでください。

第1問:Can we have a ___ conversation?
第2問:That is my ___ opinion.
第3問:Please take your ___ belongings with you.

問題作成の参考:privatepersonal(Cambridge Dictionary)

まとめ

  • private は、公開しない、限られた人だけの、他人に見せない
  • personal は、個人に属する、その人自身に関係する
  • 会話・会議・部屋・所有地なら private がよく合う
  • 意見・好み・経験・持ち物・個人情報なら personal がよく合う

「人に見せない・公開しない」なら private、「その人自身に属する・関係する」なら personal。この軸で見ると、日本語の「個人の」「私的な」に引っぱられにくくなります。