TOEIC初心者は何から始める?勉強の順番と3か月ロードマップ

TOEIC L&Rの初心者は、教材を増やす前に試験形式と現在地を確認します。そのうえで、単語・文法・リスニング・読解を少しずつ並行し、最後に本番形式の問題で時間配分を整えます。

このページの使い方:3か月で進める場合の一例を示します。学習時間や伸び方は、出発点、過去の学習経験、生活状況によって変わります。必要なスコアと期限がある方は、提出先の条件を先に確認してください。

勉強を始める前に確認する3つのこと

  1. 公式情報で試験形式を知る
    TOEIC L&Rは、Listening約45分・100問とReading75分・100問で構成されます。設問の形式を知らないまま英語だけを勉強すると、本番で指示や時間配分に戸惑います。
  2. 公式サンプル問題で現在地を確かめる
    IIBCの公式サンプル問題を使い、分からない理由を「単語」「文法」「聞き取り」「読解速度」に分けます。サンプル問題だけから正確な予想スコアを出すことはできません。
  3. 目標と受験日を決める
    勤務先や学校に条件がある場合は、必要なテスト、スコア、提出期限を一次情報で確認します。条件がなければ、まず本番形式の問題を解き、無理のない次の目標を置きます。

試験形式の確認元:IIBC「TOEIC L&Rのテスト形式と構成」

初心者が迷いにくい学習の順番

単語帳を終えてから文法へ進む、といった直列の学び方にする必要はありません。基礎は並行し、週に一度は短い問題演習で使えるかを確かめます。

1. 単語

見出し語と日本語訳だけでなく、発音、品詞、よく一緒に使う語を確認します。最初は一日に覚え切れる量へ絞り、前日の語を先に復習します。

2. 文法

品詞、語順、時制、前置詞、接続詞など、短文の関係を読み取る土台を作ります。正解番号より、ほかの選択肢が入らない理由を説明できるかを重視します。

3. リスニング

短い音声を一度聞き、スクリプトで語句と音の変化を確認し、音読してから聞き直します。意味を確認せずに流し続けるだけでは、聞けない理由を解消しにくくなります。

4. 読解

最初は一文を正確に読み、主語・動詞・修飾関係を確認します。正確に読める文が増えてから、時間を計って必要な情報を探す練習へ進みます。

5. Part別の問題

Part 1〜7の形式に慣れ、誤答を原因別に記録します。言い換えに気付かなかった場合は、本文と設問の表現を対にして残します。

6. 本番形式の演習

基礎学習と並行して、現行の公式問題集を使います。最初はセクションごとでも構いませんが、受験前には2時間を通した練習も行います。

1日30分・60分・90分の学習例

使える時間平日の例週末に加えること
30分単語10分、文法または読解10分、短い音声10分60〜90分を確保し、Part別演習と復習を行う
60分単語15分、文法15分、リスニング15分、読解15分時間を計った演習と誤答整理に置き換える
90分単語15分、文法20分、リスニング25分、読解30分隔週を目安に、まとまった問題量へ取り組む

毎日すべてを同じ割合で行う必要はありません。たとえば、月・水・金はリスニングを長めにし、火・木は読解を長めにする方法もあります。大切なのは、復習の時間を予定から外さないことです。

3か月で進める場合のロードマップ

1か月目:形式と基礎

  • 公式サンプル問題を確認
  • 単語と文法を毎日少量ずつ学ぶ
  • 短い音声でスクリプト確認と音読
  • Part別の正答より誤答原因を記録

2か月目:Part別演習

  • 苦手なPartへ時間を配分
  • 設問と本文の言い換えを記録
  • 読解は正確さを保って時間を計る
  • 週単位で同じ誤りが減ったか確認

3か月目:本番形式

  • 現行の公式問題集を使用
  • 2時間を通した演習を行う
  • Readingの時間配分を調整
  • 新しい教材より、誤答と弱点を復習

3か月は学習計画を立てるための区切りであり、目標スコアを保証する期間ではありません。基礎に時間が必要なら1か月目を延ばし、受験日が近い場合も睡眠を削って詰め込まないようにします。

初心者が避けたい5つの勉強法

  • 教材を同時に増やす:一冊の復習が終わる前に同じ目的の教材を追加しません。
  • 聞き流すだけにする:聞けなかった箇所をスクリプトで特定します。
  • 単語を訳だけで覚える:発音、品詞、例文を一緒に確認します。
  • 模試を採点して終える:正解した問題も、根拠が曖昧なら復習対象にします。
  • 目標点だけで教材を選ぶ:現在の弱点と教材の役割が合うかを先に見ます。

教材は役割から選ぶ

初受験なら試験全体を解説する教材、現在地確認には現行の公式問題集、弱点が分かってから単語・文法・Part別教材を追加します。売れ筋順位だけで決めず、音声の利用方法、解説の詳しさ、毎日使える分量を確認してください。

TOEIC参考書・単語帳を目的別に比較する

よくある質問

中学英語からやり直す必要がありますか。

公式サンプル問題の短文で、主語と動詞の関係や基本的な時制が分からない場合は、基礎文法へ戻る価値があります。すべてを最初から均等にやり直すのではなく、読めなかった理由に関係する項目から確認します。

毎日勉強できないと効果はありませんか。

連続日数より、復習を含む学習時間を週の中で確保できるかが重要です。平日に短時間しか取れない場合は、単語と短い音声を続け、週末に問題演習と復習をまとめます。

公式問題集はいつ使いますか。

最初に形式と現在地を確認するために一部を使い、基礎学習後に本番形式で使います。未使用の一回分は、受験前の確認用に残しておくと変化を比べやすくなります。

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