followとobeyの違い|「従う」を英語で使い分ける例文

follow と obey は、どちらも「従う」と訳せます。ただし、followは人の後について行く、道や手順に沿う、助言を受け入れるなど意味が広い語です。obeyは、人の命令や規則に従うことを中心に表します。

短く分けるなら、進む方向や手順に沿うならfollow、命令や権威に服従するならobeyです。ただし、instructions・rules・lawのように両方を使える語もあります。対象だけで完全に分けず、何を強調する文なのかを見て選びます。

followとobeyは「従い方」に違いがある

単語 中心の意味 よく使う対象 文が強調すること
follow 後について行く、道・手順・助言などに沿う a person, a path, directions, instructions, advice 順序、方向、内容に沿って行動する
obey 人の命令や規則に従う a person, an order, a command, rules, the law 命令や義務を受け入れて行動する
  • Please follow the instructions on the screen.
    画面の指示に従ってください。
  • The soldiers obeyed the order.
    兵士たちは命令に従いました。

followの例は「示された手順どおりに進める」、obeyの例は「命令を受けてそのとおりに行動する」という違いがあります。

followは人の後・道順・手順に沿う

followの基本には、前にいる人や物の後について進む意味があります。そこから、道順、手順、助言などに沿って行動する場合にも使われます。

  • Please follow me.
    私についてきてください。
  • We followed the guide through the museum.
    私たちはガイドについて博物館を回りました。
  • Follow this road for two kilometers.
    この道を2キロ進んでください。
  • I followed her advice.
    私は彼女の助言に従いました。
  • Follow the instructions carefully.
    指示によく従ってください。

followは、従う相手に権限があるかどうかだけで決まる語ではありません。人の後について行く場合や、手順・方向・助言を自分の行動の基準にする場合を広く表せます。

obeyは命令・規則・権威に従う

obeyは、人から出された命令や、守ることを求められる規則に従う場合に使います。人そのものを目的語にして、その人の言うことを聞くという意味にもできます。

  • You must obey the safety rules.
    安全規則を守らなければなりません。
  • The dog obeyed its owner.
    その犬は飼い主の言うことを聞きました。
  • The officer ordered them to stop, and they obeyed.
    警官は止まるよう命じ、彼らは従いました。
  • Everyone must obey the law.
    誰もが法律に従わなければなりません。

obeyは、命令する側と従う側、または規則とそれを守る人という関係を前面に出します。目的語を置かず、obeyだけで「言うことを聞く」と表すこともできます。

instructions・rules・lawでは両方を使える場合がある

followは手順、obeyは命令と覚えると基本をつかみやすいものの、実際の使い方は完全には分かれません。instructions・rules・lawは、followとobeyのどちらとも組み合わせられます。

instructions

  • Follow the instructions on the package.
    パッケージに書かれた手順に従ってください。
  • Employees must obey the safety instructions.
    従業員は安全上の指示に従わなければなりません。

followは内容や手順に沿って進めること、obeyは指示を守る義務を強く意識させます。

rules

  • Please follow the school rules.
    学校の規則に従ってください。
  • Students must obey the school rules.
    生徒は学校の規則を守らなければなりません。

どちらも自然です。文脈によって、followは規則に沿って行動すること、obeyは規則への服従や義務を意識させやすいという違いがあります。

law

  • Companies must follow the law.
    企業は法律に従わなければなりません。
  • Citizens must obey the law.
    市民は法律を守らなければなりません。

follow the lawもobey the lawも使えます。「lawなら必ずobey」と一語だけに決める必要はありません。

followとobeyの文型を例文で比べる

followとobeyは、どちらも前置詞なしで目的語を置ける動詞です。

文型 例 意味
follow + 人 Follow your teacher. 先生について行ってください
follow + 道・手順 Follow these directions. この道順・指示に従ってください
follow + 助言 She followed my advice. 彼女は私の助言に従いました
obey + 人 He obeyed his parents. 彼は両親の言うことを聞きました
obey + 命令・規則 Obey the rules. 規則に従ってください
obey(目的語なし) The dog would not obey. その犬は言うことを聞こうとしませんでした

obey to the rulesではなく、obey the rulesとします。followも「手順に従う」ならfollow the instructionsのように目的語を直接続けます。

followには「話の筋を理解する」という意味もある

followは「従う」以外にも、話や考えの流れを理解する意味で使えます。

  • I couldn’t follow his explanation.
    彼の説明についていけませんでした。
  • Do you follow my reasoning?
    私の考えの筋道が分かりますか。

このfollowは、話の流れを追うところから「理解する」を表しています。obeyにはこの意味はありません。

followとobeyで迷いやすい質問

「従う」は英語でfollowとobeyのどちらですか?

人の後について行く、道・手順・助言に沿う場合はfollowが使いやすい語です。命令、規則、権威のある人の言うことに従う場合はobeyが使いやすくなります。rulesやlawのように両方を使える対象もあります。

follow the rulesとobey the rulesはどちらが正しいですか?

どちらも使えます。follow the rulesは規則に沿って行動すること、obey the rulesは規則を守る義務や命令性を前面に出しやすい表現です。

obeyの後にtoは必要ですか?

「規則に従う」はobey the rulesです。obeyの直後に人・命令・規則などの目的語を置けるため、obey to the rulesとはしません。

followとobeyを選ぶ基準

  • follow:人の後について行く、道・手順・助言などに沿って行動する
  • obey:人の命令、規則などを受け入れて従う
  • instructions・rules・lawでは両方を使える場合があり、followは内容に沿うこと、obeyは命令や義務への服従を強調しやすい

ほかの動詞も比べたい場合は、英語の動詞類義語77組一覧から探せます。

followとobeyの意味を確認した辞書