長らく野球ファンを魅了してきたイチロー選手の引退セレモニーが行われ、彼自信が英語でスピーチを行いました。
Nothing but love for a legend. 5️⃣1️⃣ pic.twitter.com/OjMeog3EI9
— Seattle Mariners (@Mariners) September 15, 2019
ファンや野球に対する感謝の気持ちを強く伝えた内容がとても感動的でしたね。
彼のようにプロフェッショナルであろうとする姿勢を見習っていきたいです。
今回は彼のスピーチの中で気になった表現が含まれた4文をピックアップしてみました。
イチロー選手英語スピーチより一部解説
英文等はMLB公式サイトより参照しました。
Ichiro gives heartfelt speech in English (MLB公式サイト)
スピーチの中の4つのセンテンスを解説したいと思います。
イチロースピーチ解説その1
Tonight I want to express my appreciation to you for your touching support over the years.
(今夜、長年に渡って温かい支援を送ってくれたファンの皆さんへ感謝の気持ちを述べたいと思います)
☆ポイント☆touching support:温かい支援
touchには「触る、触れる」という意味の他に「感動させる」という意味もあり、形容詞形のtouchingは「感動的な、心温まる」と表現されることがあります。
a touching scene (感動的なシーン)
a touching episode (感動的なエピソード)
イチロースピーチ解説その2
Baseball is truly a national pastime in America and I was so happy to play in front of the people who love and respect the game so much.
(ベースボールというものはアメリカの真の国民的娯楽であり、ベースボールを愛して止まないファンの前に立ってプレイ出来たことは大きな幸せでした)
☆ポイント☆national pastime:国民的娯楽、野球
national pastimeを辞書で調べてみると、アメリカでは「野球」を指すこともあると書かれていました。それくらい広く国民に浸透しているスポーツであり、プレイするだけでなく球場に足を運んで応援するといった意味合いも含んでいるんだと思います。

イチロースピーチ解説その3
As I look back to my career, if there’s anything that gives me pride, it is that I overcame the daily challenges and I have an equal passion for each day, from the first one in 2001 to the last one in 2019.
(自分のキャリアを振り返ってみて、もし何か誇れるものがあるとするならば、毎日のチャレンジをクリアし、2001年の最初から2019年の今日に至るまで、ずっと同じ情熱を持ち続けたことです)
☆ポイント☆look back:振り返る
equal passion:同じ情熱
イチロー選手の想いがぎゅっと詰まった文章だと思ったので解説に上げてみました。以前レディーガガさんのスピーチを解説した時もそうでしたが、こういった内容は試験などでも出やすい部分だと思います。

イチロースピーチ解説その4
As we enter the final days of a long season, every player should remind himself what does it mean to be a professional.
(長いシーズンも終わりを迎えてはいるが、すべての選手には「プロフェッショナルとは何か」ということを忘れずにいて欲しいと思う)
☆ポイント☆こちらもイチロー選手の言いたいことが伝わる文章です。ここではremind「思い起こさせる」という単語に注目し、再帰代名詞を使って表現している部分に「自戒の念を持つ」というニュアンスを汲み取りたいと思います。