shortageの意味と使い方|lackとの違い・例文

shortage は、必要量や需要に対して供給が足りない「不足・品不足」を表す名詞です。人材・住宅・水・食料など、複数の人や組織に影響する不足によく使われます。

lack は、必要なものがない、または十分でない「欠如・不足」を広く表し、名詞と動詞の両方で使えます。社会的な不足か個人の不足かだけで絶対的に分けるのではなく、不足を「供給上の状況」と見るか「欠けた状態」と見るかで選びます。

shortage:需要・必要量に対して供給が足りない状況

lack:必要な物・性質・条件がない、または十分でない状態

shortageとlackの違いを比較

発音品詞中心的な意味
shortage/ˈʃɔːrtɪdʒ/可算名詞必要量に対する供給不足
lack/læk/名詞・他動詞必要なものの欠如・不足

市場・職場・地域などで「必要な人数や物資が供給されていない」ならshortage。自信・経験・証拠・時間などが「欠けている」ならlackが第一候補です。

shortageの意味と使い方

shortageは「十分な量が供給されていない状況」を数えられる名詞として表します。単数なら a shortage of + 名詞、複数の不足や各地の不足なら shortages を使います。

  • There is a shortage of nurses in rural areas.
    地方では看護師が不足しています。
  • The city is facing a serious water shortage.
    その都市は深刻な水不足に直面しています。
  • Several countries reported food shortages after the drought.
    干ばつ後、複数の国が食料不足を報告しました。

shortageとよく使う語

組み合わせ意味
staff / labor shortage人手不足・労働力不足
housing shortage住宅不足
food / water shortage食料不足・水不足
severe / acute / chronic shortage深刻な・急激な・慢性的な不足

face a shortage(不足に直面する)、cause a shortage(不足を引き起こす)、ease a shortage(不足を緩和する)もよく使われます。

no shortage ofの意味

There is no shortage of … は直訳すると「〜の不足がない」で、「〜は十分にある・たくさんある」という意味です。

  • There is no shortage of ideas.
    アイデアはたくさんあります。

shortageは名詞です。「不足している」と動詞で言う場合はlackを使うか、be short of / run short ofを使います。

lackの名詞用法

名詞のlackは、必要なものがない、または十分でない状態を表します。具体物だけでなく、自信・知識・証拠・睡眠・関心などの抽象的なものにも広く使えます。

  • The project failed because of a lack of funding.
    その計画は資金不足のため失敗しました。
  • Lack of sleep can affect concentration.
    睡眠不足は集中力に影響することがあります。
  • There was a complete lack of evidence.
    証拠がまったくありませんでした。

a lack ofとlack ofの違い

どちらも使えます。a lack of は「ある不足状態」を数える形で、there is / wasや形容詞と相性がよい表現です。lack of は不足そのものを一般的な原因や主語として述べるときによく使います。

使い方
a lack ofThere is a lack of space.不足状態があると述べる
lack ofLack of space is a problem.不足そのものを主語にする

There is lack of space. のように、可算的な単数の補語として使う場合は通常aを付けます。

lackの動詞用法

動詞のlackは他動詞で、「〜を欠いている・〜が足りない」という意味です。後ろに目的語を直接置き、ofは付けません。

  • He lacks confidence.
    彼は自信に欠けています。
  • The report lacks clear evidence.
    その報告書には明確な証拠が不足しています。
  • We lack the resources to expand the service.
    サービスを拡大するための資源が足りません。

活用は lack–lacked–lacked、現在分詞は lacking です。be lacking in は「〜に欠けている」という形で、The proposal is lacking in detail. のように使います。

意味が重なる場面

人材や資源の不足は、shortageとlackのどちらでも表せる場合があります。ただし焦点が異なります。

例文焦点
There is a shortage of skilled workers.需要に対して人材供給が足りない
There is a lack of skilled workers.必要な熟練労働者が十分にいない
We face a water shortage.地域・供給上の水不足
The plan failed through lack of water.計画に必要な水が欠けていた

shortageは需給や供給体制を連想させやすく、lackは不足の理由や性質を広く述べられます。

scarcity・shortfall・deficiencyとの違い

中心的な意味
scarcity資源などが希少で手に入りにくい状態water scarcity
shortfall目標・必要額に届かない差額a budget shortfall
deficiency基準に対する不足・欠陥vitamin deficiency
be short of〜が足りないbe short of time

よくある間違い

🔺 The company shortages skilled workers.

⭕️ The company lacks skilled workers.

shortageは名詞です。動詞にはlackを使います。

🔺 He lacks of confidence.

⭕️ He lacks confidence.

動詞のlackは目的語を直接取ります。名詞ならa lack of confidenceです。

🔺 There is shortage of staff.

⭕️ There is a shortage of staff.

単数の可算名詞shortageにはaを付けます。

shortageとlackを選ぶ3ステップ

  1. 需要に対する供給不足を一つの状況として述べるなら shortage
  2. 必要な物・性質・条件が欠けているなら、名詞の lack
  3. 「〜を欠いている」と動詞で述べるなら lack + 目的語

参考資料:Cambridge Dictionary「shortage」Cambridge Dictionary「lack」Cambridge Dictionary「lack of」Merriam-Webster「shortage」Merriam-Webster「lack」

3問で確認|shortage・lack

供給不足、動詞のlack、慣用表現を区別しましょう。

第1問:The region faces a severe water ___.
第2問:The report ___ clear evidence.
第3問:There is no ___ of good ideas.

まとめ

  • shortageは需要・必要量に対して供給が足りない状況を表す可算名詞
  • lackは必要な物・性質・条件の欠如を広く表す名詞・他動詞
  • a shortage of staff、a lack of confidence、lack confidenceの形を区別する
  • no shortage ofは「十分にある」、shortageの動詞形はなくlackやbe short ofを使う
  • 意味が重なる場合は、供給状況と欠けた状態のどちらを強調するかで選ぶ

ほかの名詞の使い分けも確認したい方は、名詞の類義語・関連語一覧もご覧ください。