ITパスポートでは、英語の略語を「意味まで理解しているか」が問われます。丸暗記だけだと混同しやすいため、正式名称→日本語→使う場面の順で覚えるのが効率的です。
まず定義の差(略語の見分け方)
同じ3〜4文字でも、次の分類で整理すると混乱しにくくなります。
- 技術方式(例: LAN, WAN, VPN)
- 業務管理(例: KPI, SLA, ERP)
- 開発運用(例: API, SQL, UML)
- セキュリティ(例: SSL/TLS, MFA, IDS/IPS)
頻出略語一覧(試験でよく問われる軸)
| 略語 | 正式名称 | 日本語の要点 | 出題されやすい場面 |
|---|---|---|---|
| KPI | Key Performance Indicator | 重要業績評価指標 | 目標管理・評価指標 |
| SLA | Service Level Agreement | サービス品質保証の合意 | ベンダ契約・運用 |
| ERP | Enterprise Resource Planning | 基幹業務統合管理 | 業務システム全体像 |
| API | Application Programming Interface | ソフト間の接続仕様 | システム連携 |
| SQL | Structured Query Language | データ操作言語 | DB検索・更新 |
| UML | Unified Modeling Language | 設計記法 | 要件定義・設計 |
| LAN | Local Area Network | 構内ネットワーク | 社内ネットワーク |
| WAN | Wide Area Network | 広域ネットワーク | 拠点間接続 |
| VPN | Virtual Private Network | 仮想専用線 | 安全なリモート接続 |
| MFA | Multi-Factor Authentication | 多要素認証 | 認証強化 |
使い分け基準(問題を解くときの判別)
- 文脈が「契約」なら SLA を優先
- 文脈が「評価指標」なら KPI を優先
- 文脈が「システム連携」なら API を優先
- 文脈が「認証強化」なら MFA を優先
似た選択肢が並ぶ問題は、用語単体ではなく「何を管理する語か」で切ると正答率が上がります。
例題イメージ(最小)
- 「サービス提供者と利用者の品質水準に関する合意」→ SLA
- 「業績目標の達成度を測る指標」→ KPI
- 「異なるアプリを接続するための仕様」→ API
よくある誤用と修正
- 誤: KPI = 契約条件
修: KPI は評価指標。契約条件は SLA 側で扱う。 - 誤: API = データベース言語
修: API は連携仕様。DB操作言語は SQL。
まとめ
- 略語は正式名称と用途をセットで覚える
- 混同しやすい語は「契約・評価・連携・認証」の軸で分類する
- 本番では、問題文の文脈(管理対象)から逆算して選ぶ
短期間で点数を上げるなら、頻出略語を10〜20語に絞り、1語ごとに「正式名称・意味・出題文脈」を1行で言える状態にするのが最短です。
