mistake / error / wrong の違いと使い分け|例文で分かる「間違い」

mistakeerrorwrong は、どれも「間違い」に関係する英単語です。

ただし、同じように置き換えられるわけではありません。mistake は「人がするミス」、error は「計算・処理・システムなどの誤り」、wrong は「正しくない」という状態を表すときに使いやすい語です。

  • mistake:判断・行動・発言などのミス
  • error:計算・入力・システム・手続きなどの誤り
  • wrong:答え・情報・選択などが正しくない状態

迷ったら、「ミスをした」なら make a mistake「エラーが出た」なら error「答えが違う」なら be wrong と考えると選びやすいです。

mistake・error・wrongの違いを一覧で比較

単語 中心となる意味 よく使う場面 覚えたい形
mistake 人の判断・行動のミス 仕事、学習、会話、判断 make a mistake
error 誤り・エラー・不正確な結果 計算、データ、IT、事務処理、公式文書 an error / error code
wrong 正しくない・違っている 答え、情報、番号、選択、方向 be wrong / the wrong answer

mistake は名詞として「ミス」error は名詞として「誤り・エラー」wrong は形容詞として「間違っている」。まず品詞を分けると、かなり迷いにくくなります。

mistake:人がするミス・判断の誤り

mistake は、人の判断、行動、発言、作業などで起きる「ミス」を表すときによく使います。

日本語の「ミスをする」に近いのは make a mistake です。仕事の書類、会話、試験、予約、判断など、人の行動に焦点があるときに使いやすい表現です。

  • I made a mistake in the report.
    報告書でミスをしました。
  • She made a simple mistake on the form.
    彼女は用紙に簡単な記入ミスをしました。
  • It was a mistake to ignore his advice.
    彼の助言を無視したのは間違いでした。
  • I opened the email by mistake.
    間違えてそのメールを開いてしまいました。

mistakeで覚えたい形

  • make a mistake:ミスをする
  • a spelling mistake:スペルミス
  • a simple mistake:単純なミス
  • by mistake:間違えて・うっかり
  • It was a mistake to …:〜したのは間違いだった

mistake は「人がうっかりした」「判断を誤った」という感じが出やすい語です。原因が人の判断や作業なら、まず mistake を考えると扱いやすいです。

error:誤り・エラー・不正確な結果

error は、正確でない結果、計算や入力の誤り、システム上のエラーなどに使います。mistake よりも少し硬く、技術的・事務的な響きが出やすい語です。

IT、数学、会計、データ入力、統計、手続きなどでは error がよく使われます。画面に出る「エラーコード」も error code です。

  • The system showed an error message.
    システムにエラーメッセージが表示されました。
  • There is an error in the calculation.
    計算に誤りがあります。
  • A data-entry error caused the problem.
    データ入力の誤りが問題の原因でした。
  • The server returned an authentication error.
    サーバーが認証エラーを返しました。

errorで覚えたい形

  • an error message:エラーメッセージ
  • an error code:エラーコード
  • a calculation error:計算ミス・計算誤り
  • a data-entry error:入力ミス
  • human error:人的ミス・ヒューマンエラー

error は、人のミスにも使えますが、文が少し客観的・公式っぽくなります。日常会話で「ごめん、ミスした」と言うなら I made a mistake. の方が使いやすいです。

wrong:正しくない・違っている

wrong は、主に形容詞として「正しくない」「違っている」を表します。mistake や error のように「ミスそのもの」を表す名詞として使うより、答えや情報の状態を説明するときに便利です。

答え、番号、道、選択、情報などが「違う」と言いたいときは wrong がよく合います。特に Your answer is wrong. のように、be動詞と一緒に使う形が基本です。

  • Your answer is wrong.
    あなたの答えは間違っています。
  • I called the wrong number.
    間違った番号に電話してしまいました。
  • We went in the wrong direction.
    私たちは違う方向へ進みました。
  • Something is wrong with this computer.
    このコンピューターはどこかおかしいです。

wrongで覚えたい形

  • be wrong:間違っている
  • the wrong answer:間違った答え
  • the wrong number:間違った番号
  • the wrong way:間違った道・方向
  • Something is wrong with …:〜の調子が悪い・どこかおかしい

wrong は「正しい / 正しくない」の判定に強い語です。「ミスをした」と言いたいときに I did wrong. とすると、道徳的に悪いことをしたように聞こえる場合があるので注意しましょう。

例文で比べる mistake・error・wrong

3語は近い意味を持ちますが、文の形を見るとかなり分けやすいです。

人がミスをした

  • ⭕️ I made a mistake in the report.
    報告書でミスをしました。
  • 🔺 I did an error in the report.
    error は名詞として使えますが、動詞は make を使います。人の作業ミスなら make a mistake が使いやすいです。

「ミスをする」は make a mistake が基本です。

システムや計算の誤り

  • ⭕️ The system showed an error message.
    システムにエラーメッセージが表示されました。
  • 🔺 The system showed a mistake message.
    画面に出るエラー表示なら error message が合います。

code、message、system、server、calculation などと一緒なら error を選びやすいです。

答えが違う

  • ⭕️ Your answer is wrong.
    あなたの答えは間違っています。
  • 🔺 Your answer is a mistake.
    answer の状態を言いたいなら wrong が合います。mistake は「ミスそのもの」を指す名詞です。

「答えが間違っている」「番号が違う」「道が違う」のように状態を説明するなら wrong です。

mistake と error の違いはどこにある?

mistakeerror は、どちらも名詞として「間違い」を表せます。違いは、話し手がどこに焦点を置くかです。

  • mistake:人の判断・行動・うっかりに焦点がある
  • error:結果の不正確さ・処理上の誤りに焦点がある

たとえば、同じ入力ミスでも、担当者の作業として見るなら mistake、データ上の誤りとして見るなら error が合います。

  • She made a mistake when entering the address.
    彼女は住所を入力するときにミスをしました。
  • The file contains a data-entry error.
    そのファイルには入力エラーがあります。

TOEICや英語学習での見分け方

TOEICでは、mistake は人の行動や仕事の文脈、error はシステム・会計・計算・事務処理の文脈、wrong は正誤判定や選択の文脈で見かけやすいです。

周りに出やすい語 選びやすい単語 理由
make / made / by / simple / spelling mistake 人がするミスを表しやすいため
code / message / system / calculation / data-entry error 技術・計算・処理上の誤りを表しやすいため
answer / number / way / direction / be wrong 正しくない状態を表す形容詞として使いやすいため

問題文で空欄の前に make があれば mistake、後ろに codemessage があれば error、be動詞の後ろで「違う」と言いたいなら wrong を考えると判断しやすいです。

mistake・error・wrongを英英辞典で確認

Cambridge Dictionary では、mistake は望まない結果を生む行動・判断、error は正しくない・正確でない結果を出す誤り、wrong は not correct と説明されています。Merriam-Webster でも、mistake は判断の誤りや正しくない行動・発言として説明されています。

3問で確認|mistake / error / wrong

文脈に合う単語を選んでください。結果では、「人のミス」なのか「エラー」なのか「正しくない状態」なのかも確認できます。

第1問:I made a ___ in the report.
第2問:The system showed an ___ message.
第3問:Your answer is ___.

問題作成の参考: mistakeerrorwrong (Cambridge Dictionary)

まとめ

  • mistake は、人がする判断・行動・作業のミス
  • error は、計算・処理・システム・事務上の誤り
  • wrong は、答えや情報などが正しくない状態
  • 「ミスをする」は make a mistake
  • 「エラーコード」は error code
  • 「答えが違う」は The answer is wrong.

3語はすべて「間違い」に関係しますが、mistake はミスそのものerror は誤り・エラーwrong は間違っている状態と分けると、英文の中で選びやすくなります。